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- 朝の歩行が睡眠の質を上げる
予防にもつながっています!
生活習慣の基本は、食べること、運動すること、眠ることです。幸せな人生には、良質な睡眠が欠かせません。睡眠に深く関係する「メラトニン」というホルモンは、光を感知すると分泌量が減り、夜になると急激に増えます。体内でメラトニンが増えると、「夜が来た」という合図になり、脈拍や体温、血圧などが低下して、自然な眠りが訪れるのです。
ですから、眠れないからといって、寝床でテレビやスマホの明るい画面を見るのは避けましょう。ますます眼が冴えて眠れなくなります。そして何より大事なのが、朝一番にカーテンを開けて日の光を浴びること。さらに5分でも10分でも、朝の散歩をすることで、夜にメラトニンがしっかり分泌されるようになり、自然な睡眠リズムが得られます。
人は、寝ている間に、脳内の要らないものを掃除しています。アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβもその一つ。睡眠時間が短いほど、アミロイドβがたまりやすくなり、認知症の発症リスクを高めるのです。
ただし、睡眠で大事なのは「時間」だけではありません。特に高齢者の睡眠は、量よりも質。就寝してすぐ、深い「ノンレム睡眠」にスムーズに入れるかどうかで睡眠の質が決まります。といっても自分ではわからないので、日中に眠気や集中力の低下、だるさを感じなければ問題はありません。
※自分のペースで無理せず行いましょう
※食事直後の運動は避けるようにしてください
※痛みなど不安があるときは医師にご相談ください